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Dropbox

Dropbox、独自ストレージ基盤Magic Pocketを構築しS3からデータを移行

Amazon S3自社構築ストレージ基盤 Magic Pocket

2年半かけて開発した自社ストレージシステムMagic Pocketに数百ペタバイト規模のユーザーデータを移行し、IPO前の開示資料では年間7500万ドルのコスト削減効果があったと報告された。

課題

自社データセンターへの移行前、S3利用でのコストと制御性が課題だった

アプローチ

2年半かけて独自ストレージシステムMagic Pocketを開発し全社データを段階移行

効果

推定600PBのうち約90%を自社インフラへ移行、年間7500万ドルのコスト削減

背景

Dropboxは長らくAmazon S3にユーザーファイルを保存していたが、事業規模の拡大に伴うコストと制御性の課題から、自社データセンターに独自のストレージシステム「Magic Pocket」を構築する方針を固めた。開発には2年半を要し、パフォーマンスを製品差別化の主要な要因と位置づけたマルチエクサバイト規模のストレージシステムとして設計された。

移行のプロセス

2015年2月から10月にかけて、推定600ペタバイトのユーザーデータのうち約90%を自社インフラへ移行する作業が進められた。Magic Pocketは以下のような特徴を持つ設計とされている。

  • 年間データ耐久性99.9999999999%超
  • 可用性99.99%以上
  • 一部地域データストアなど特定用途ではAWSの利用も継続

2016年3月に公式ブログでその詳細が公開された。

移行前後の変化

指標BeforeAfter
年間コスト削減額-約7500万ドル
自社インフラ移行率0%約90%

結果

2018年のIPO関連開示資料では、この移行によって運用コストが年間7500万ドル削減されたことが明らかになった。顧客データの約90%がMagic Pocket上で提供される体制が確立された。

2016-03-14
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